梅干しの○○うどん〜徳田秋声原作「爛(ただれ)」
市街地の香林坊というエリアへ。事前調査で行く所は決まっていたので、その周辺でランチを探すことに。
109の裏手には小川沿いに細々と飲食店が並んでおり、なんか引きつけられるようにとある手打ちうどん屋へ。かなりアットホームな食堂みたいな店で、徹子の部屋を見ながら、田舎うどんを食す。
「野菜の天ぷら、ヨモギ餅の天ぷら入り」という説明付きだった。天ぷらの揚げ方が絶妙で、うどんに合う軽さ。だしも関西系&魚介系の中間の味で美味しいじゃないか。
で、もう3分の2位食べたところで、茶色っぽくて丸いつみれかなんかの天ぷらと思われるものに手を出したら・・梅干しのテンプーラーでぶっ飛んだ。あまりに驚きすぐもとの器に「ふっ」と飛ばし入れてしまった。
金沢では梅干しの天ぷらがうどんに入ってるのは当たり前ナノデスカ?と聞いてみたところ、お姉さんが「いえ、うちの母がお客さんをビックリさせたくて入れてるだけです」だって。なかなかセンスがありますよ。。
で、昼も無事済ませ、向かった先は109内にある映画館シネモンド。しかし通常上映の映画を観るわけではない。金沢の三大文豪「徳田秋声、室生犀星、泉鏡花」原作の映画を500円で日替わり上映という乙な企画があったのです。昭和30年代の大映映画なんて観たことなかったので、新鮮でした。
今日は徳田秋声原作の「爛」上映の日。若尾文子さん、田宮二郎さんが、派手な暮らしを送る成り上がり若者夫婦を演じます。サイコっぽい外国映画みたいな作品で楽しめました。
明日は室生犀星の「地獄花」。また観に行っちゃおうかしら。